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右手で描いた暇つぶし  語り部田宮My小説を載せていきます。ただ、それだけだと寂しいので、ぼくが日々感じたことや考えたことを徒然なるままに語りますね。 

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なぜ「象徴天皇制」と呼ぶべきか

   ↑  2013/02/25 (月)  カテゴリー: 徒然日記
 自分にとっての常識は他人にとっての常識ではないということは誰しも往々にして直面する問題ですが、ここで書く「象徴天皇制」もその一つではないでしょうか。それは、次の質問にどう答えるかですぐに分かります。
 
 質問「日本は、立憲君主制でしょうか?それとも、共和制でしょうか?」

 どう答えるでしょうか?ちなみに、日本政府の見解では、日本は立憲君主制だとされています(S48.6.28参議院・内閣委員会吉國一郎・内閣法制局長官答弁)。
 しかし、私にとっての常識は、日本は立憲君主制及び共和制のいずれでもなく、「象徴天皇制」だということです。ここにいう「象徴天皇制」という言葉には、特に積極的な定義はありません。なぜなら、この言葉は、日本が、立憲君主制でも共和制でもない独自のあり方をしているために用いられているだけだからです。
 したがって、強いて定義するのならば、「日本国家における統治機構のあり方」が、「象徴天皇制」ということになります。そしてその具体的な内容は、日本国憲法に書かれているということになります。

 日本が立憲主義なのは特に問題がない。また国民主権なので民主政であることも問題がない。
 なお、ややこしいですが、この民主政というのは、政治の担い手が誰なのかという観点からの区別であって、民主政(国民多数)/貴族政(国民少数)/君主政(1人)に分かれます。君主制/共和制とは違う分類です。

 ということで焦点は君主制か共和制かですが、まず区別しやすいポイントは、国家元首を国民が選出しているか否かで、していれば共和制になります。例えばアメリカは国民が直接に国家元首たる大統領を選出しますが、この場合は民主的共和制。
 そこで日本における「元首」が誰かが問題ですが、とりあえず対外的代表権を持つ者を元首とすると、外交特権のある天皇が元首と考えやすい(天皇の行為が内閣の助言と承認を必要とすることから、日本に元首はいないとする考え方もある)。天皇は国民から選出されるのではない。
 したがって、日本は共和制ではないということになる。

 では、日本は政府見解が言うように立憲君主制なのか。つまり、天皇は「君主」なのか?
 この点について、私の感覚では、天皇は「君主」ではない。だから日本が立憲君主制だと考えるのは誤りだと思います。ちなみに、「元首」は「君主」の上位概念なので、君主は元首ですが、元首は君主とは限らない(君主∈元首)。
 天皇が「君主」でないのは、定義に該当しないからです。すなわち「君主」とは、「独任機関であり、その地位は世襲の原則によって継承され、統治権の一定部分、少なくとも、名目上は行政権ないし調整権的機能を有し、対外的に国家を代表する資格を認められ、国の象徴としての役割をもつ」者を意味するところ〔新基本法コンメンタール憲法25頁〕、天皇は「国政に関する機能を有しない」(憲法4条)から、統治権を一切持たないこととなり、「君主」とは言えない。
 おそらく政府見解は「君主」の意味を「世襲による国家元首」として、天皇も「君主」に当たると考えているのでしょうが、しかし、「君主」とは本来統治をする者であって、名目的であれ対内的権力を有しているという建前要する(そうでないと「立憲」により制限するものがそもそも存在しない)。
 だからこそ立憲主義国と言われるイギリスでは、王は国王権力を持つし(ぜんぜん使わないけど)、イギリスの市民は「British Subject(被統治者=臣民)」という用語で表される。これに対して日本は国民主権であるため、天皇は対内的に権力を有しないし、そもそも天皇の地位は国民が与えたものだから被統治者=臣民という発想はできない。
 したがって天皇を「君主」と考えるのは妥当でない。
 
 よって、憲法にあるとおり、天皇は「象徴」と言うべきで、日本は「象徴天皇制」と言う他ない。
 
 ここら辺は定義の問題に過ぎないと言えばそうですが……、定義がむちゃくちゃなままにする話し合いはむなしい。法学でも一つの概念が様々な言葉で定義されているときがありますが(法令違憲は法文違憲と言うべきだとか、制度的保障だとか)……、正直どうにかして欲しい。
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